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院長ブログ

2013年1月25日 金曜日

痛みの国際シンポジウムで学んだこと②

前回に引き続いて、かなり生理学っぽい話から始まります。

痛みというのは

①侵害受容器(痛みを感じるところ)に刺激が加わって
②そこから炎症物質が放出されて
③自由神経終末がそれを感知し
④電気信号として神経を伝わり(電導しながら)
⑤脊髄でシナプス(神経の接合場所)して中枢神経へと興奮が伝達され
⑥大脳の知覚領域が興奮して痛みを感じる


(上図は末梢神経から中枢神経につながるところです?)
おおざっぱ(これでもわかりにくいですが)にいうとこんな感じで、電気信号が伝わっているようです。

前回の痛みの国際シンポジウムでは、痛みをブロックするためには
②と③の間で、局所で全ての炎症物質を抑え込む薬(JAK STAKというらしい?)がもうすぐできる。
④と⑤の間のシナプスでNaチャンネルをブロックする抗NGF薬ができるらしい。
⑥の領域に対して抗うつ薬、抗てんかん薬などを使う
というお話がありました。

分かりにくいと思いますが、生理学の教科書を思い出しながら納得しつつ書いています。

読んで頂いてありがとうございます。
次回は痛みと心の関係について学んだことを報告します。

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2013年1月24日 木曜日

痛みの国際シンポジウムで学んだこと①

さて今回は痛みの種類についてご案内します。

ちょっと見にくい資料ですが、
①侵害受容性疼痛(ぶつけたところ、骨折した所が痛いなど)
②神経障害性疼痛(座骨神経痛のような、神経の損傷またはそれに伴う痛みなど、脳卒中の痛みも)
③混合性疼痛(上の二つが組み合わさって発生したような痛み)

これを模式的にすると

こんな感じになります。
まだ分かりにくいと思いますが、ポイントになるのは
どこで痛みが起きているか?を理解しておくと治療に役立つということです。
理解できると治療に参加しやすいですから。

読んで頂いてありがとうございます。
明日は痛みが脳にどうやって伝わるのかを簡単に説明します。

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2013年1月23日 水曜日

痛みに関する国際シンポジウムに行ってきました。


1月20日に体の痛みに関する国際シンポジウムにいってきました。

初めて同時通訳用のイヤホンをつけて外国人の方の講演を聞きました。
まあ頭が痛くなるようなスピードで通訳されてましたが、ひたすら書いてメモ。
その中で学んだことを今週は少しずつ掲載していきます。
あくまで国際シンポジウムでお話があった内容ですから、多少理解できないこともあります。
それについてはまたご意見をください。

さて
基本的な所からですが
痛みとは・・・何でしょうか?
今回のシンポジウムでは
「痛みとは不快な感覚・情動体験である」と定義されました。
ぎっくり腰を起こした時、体は痛みを避けるような姿勢を取り、嫌な感じがしますよね。
あの「動き」「感情」が入って初めて痛みということです。
骨が折れていても痛くない場合があるように、感情が動かないと痛みではない!らしい・・・

読んで頂いてありがとうございます。

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2013年1月22日 火曜日

シンスプリントの治療③

先日はシンスプリントの病態と発生原因についてご紹介しました。
今回は対処法についてご紹介します。

発生原因のおさらいですが
①着地動作による衝撃が強くて発生している
②体の柔軟性が低下しているために発生している
③アライメント(体の配列)が良くないために発生している
④重心の位置が悪くて衝撃が強く加わり発生している

こういったことに対して
①衝撃に対しては振動をとめるサポーターやインソールを使う
②体の柔軟性が足りない場合はしっかりとストレッチを
③アライメントが悪い場合は足部へのインソールとテーピングを
④重心が崩れる場合には運動フォームを修正

このような対策をとれば症状の緩和がスムーズに得られます。
ただ運動を制限しないといけない場合が多いので、そこは納得して2週間は別メニューになってもらいたいですね。

読んで頂いてありがとうございます。

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2013年1月21日 月曜日

シンスプリントの治療について②

シンスプリントの治療についての続きです。

シンスプリントは症状(運動するとスネの付近が痛い)ということを表しているだけなので、どういった状態が起きているのかを判断する必要があります。

発生原因のパターンとしては
①着地動作による衝撃が強くて発生している
②体の柔軟性が低下しているために発生している
③アライメント(体の配列)が良くないために発生している
④重心の位置が悪くて衝撃が強く加わり発生している

およそこういった4つのパターンに分類できます。

そして病態(体の異変の場所)としては
①骨膜炎
②腱炎
③筋膜炎
といった3つの場所で問題が起きています。

こういった分類がされるのですが、実際には複合的にからんでいるので、あまり細かく分類しても仕方ない時もあります(骨も腱も筋も痛い方など)。

では次回はどういった方針で治療をしているかを簡単に紹介します。

読んで頂いてありがとうございます。

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2013年1月18日 金曜日

シンスプリント対策①

今日は当院で行っているシンスプリント対策について少しお話します。

シンスプリントというのはスポーツ活動などを通して、徐々に足のスネのあたりに痛みが出てくる症状で、どういった病態があるということではなく、「運動の結果スネが痛い」という状態をシンスプリントといいます。

原因にはいろいろありますが
要は「使い過ぎ」です。(この使い過ぎに耐える体というのは柔軟性や動きなどの素質であり、体力であると思います)。

使い過ぎなので休まないとなかなか治らないのですが、治った後に再発してしまうことも多いのが特徴です。

当院では、シンスプリントであれば、いったい何が起きているのかを判断して患者さんに説明することから始めています。その判断に基づいて治療を行っています。

足の問題のなのか、使い方の問題なのか、筋力の問題なのか、姿勢の問題なのか・・・こういったことをみて治療を進めています(しかし安静は本来必須です)。

次回から少し掘り下げて情報提供をしていきます。

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2013年1月17日 木曜日

サッカーの後から首が痛い患者さん

今日は一宮の浅井町から患者さんがお見えになりました。

パパさんサッカーをしてから首が痛いということです。
競技歴はあまりなく、子供がサッカークラブに入ったのをきっかけにサッカーを始めた患者さんでした。

受傷のきっかけは競り合いをしたときに転倒して頭をうったということです。
脳震盪のようなことは何もなかったということで、3週間ほど経過して本日来院されました。

動き自体はほとんどがスムーズですが、前屈したときに痛みがあるということ。
圧痛は左の首にあり、神経症状はない。
Jackson、Spurling Signはどちらもなし。
MMTも全てトラブルなしでした。

どうやら斜角筋のトリガーポイントからくる痛みでしょう。
治療後には前屈の痛みもなくなっていました(側屈の可動域はすこし左右差がありましたが)。
帰りには自分でおこなうストレッチを指導して終了しました。

早く良くなるといいですね。

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2013年1月16日 水曜日

メントレをしている高校女子バレーボール部

最近、教師による体罰で自殺というニュースがありました。
そしてコーチングの不勉強が体罰に向かう一つの要因であろうと言う考え方もあります。

そんななか、本日来院された名古屋商業高校の女子バレー部ではメンタルトレーニングを専門の講師を招いておこなっているそうです。

これはとても素晴らしいことだと思います。学校の先生が自分の専門外のことを外部の方にお願いできるというのは、先生本人の意識が高いことと、周りの環境がそれを認めているということですから。

女子部員もうれしそうに「メントレ」について語って行きました。
「夢ノート」素晴らしいと思います。
全国大会出場できるように頑張ってください。応援しています。

読んで頂いてありがとうございます。

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2013年1月12日 土曜日

明日から連休ですが、ボランティアに行きます。

明日から連休ですね。
当院は日曜日は夕方の予約診療のみを行い、月曜日は完全にお休みする予定です。

しかし月曜日(14日)は朝7時から一宮の光明寺公園で一宮マラソンがあります。
今回は柔道整復師の団体の一員としてボランティア活動。

はじめて参加するのでどういった事をするのかは明日集まって聞いてきます。
しかし朝7時に光明寺ということはさらに早く起きないといけない。

目覚まし時計を忘れないようにしないと・・・

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2013年1月11日 金曜日

SUPER feetカスタムインソールを始めました

昨年末からSUPER feet社のフットベッド(靴の中敷き)の取り扱いを始めましたが、1月15日よりカスタムインソールの作成も開始します。

このフィットセンターに座って頂いて、足を宙に浮かせることで患者さんの足にとって最も生活しやすいニュートラルポジションを作ります。
その状態を維持したままフットベッドを作ります。


作成には多少時間がかかりますので、予約をして頂く必要があります。
足もとから健康を取り戻し、スポーツのパフォーマンスを上げるあなただけのオリジナルのフットベッドです。
ご興味のある方は是非ご連絡ください。

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