院長ブログ
2013年1月25日 金曜日
痛みの国際シンポジウムで学んだこと②
前回に引き続いて、かなり生理学っぽい話から始まります。
痛みというのは
①侵害受容器(痛みを感じるところ)に刺激が加わって
②そこから炎症物質が放出されて
③自由神経終末がそれを感知し
④電気信号として神経を伝わり(電導しながら)
⑤脊髄でシナプス(神経の接合場所)して中枢神経へと興奮が伝達され
⑥大脳の知覚領域が興奮して痛みを感じる
(上図は末梢神経から中枢神経につながるところです?)
おおざっぱ(これでもわかりにくいですが)にいうとこんな感じで、電気信号が伝わっているようです。
前回の痛みの国際シンポジウムでは、痛みをブロックするためには
②と③の間で、局所で全ての炎症物質を抑え込む薬(JAK STAKというらしい?)がもうすぐできる。
④と⑤の間のシナプスでNaチャンネルをブロックする抗NGF薬ができるらしい。
⑥の領域に対して抗うつ薬、抗てんかん薬などを使う
というお話がありました。
分かりにくいと思いますが、生理学の教科書を思い出しながら納得しつつ書いています。
読んで頂いてありがとうございます。
次回は痛みと心の関係について学んだことを報告します。
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