院長ブログ
2013年1月28日 月曜日
痛みの国際シンポジウムから④
さて先週に引き続いて痛みの話です。
今回は精神科の医師(愛知医科大学の教授)がお話された内容をお伝えします。
痛みとは不快な感情・情動である。これは痛みの学会で定義している「痛み」です。
分かりやすく言うと、
「痛いと嫌な気持ちになってしまう」
ということです。
特に慢性の痛み(3ヶ月以上痛い場合)は体の健康機能を損なってしまうことになります。
痛みには
侵害性・神経性のほかに、
心因性
つまり心が痛みを作り出してしまう事もあります。
痛みを他人が見る事はまだなかなかできません。
研究では脳の反応を見る事もありますが、その場合、痛みを感じるのは
帯状回・扁桃体・島
という部分が活動します。これらは恐怖や辛い感じにも反応する部分です。
つまり痛みと恐怖・辛い感覚を脳は区別できないということです。
今回はここまでです。もうすこし心と痛みの関係はいろいろお話がありました。また次回報告します。
読んで頂いてありがとうございます。
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