スポーツ障害と交通事故によるむちうち施術が得意な江南市の接骨院です。

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院長ブログ

2013年1月31日 木曜日

足関節ねんざから完全復帰したバスケ部女子。

今日は11月下旬から足関節ねんざでリハビリをしていた中学生の女の子がついに「治癒」しました。

11月下旬からサポーターを使いながらリハビリを始め、荷重練習から片足立ち、スクワットやバランスディスクなどのメニューを段階を踏んで行ってくれました。

12月に入ってサポーターをしながらジョギング、ランニングを行い、年末にはチームの全体練習に復帰していましたが運動時の痛みがあるということで週に1~2回の通院で更なるアクティブリハを進めながら本日に至ったわけです。
今日は不安定感も全くなく、部活の後も痛みが出なかったということで、入ってくるなりバッシュを履いてリハビリモードでしたね。

中学生のバスケット部員だとどうしてもあわてて復帰しがちですが、この子は我慢強くリハビリをやってくれました。
1月下旬にはほとんど痛みも出なくなり、一つの区切りとして1月一杯をめどに通院してもらいました。

接骨院の中でできるアスレチックリハはボールを使ってのジャンプやアジリティトレーニングが限界なので、設備の限界でリハビリをやってくれてありがとう。

お母さんも布袋からの送り迎えお疲れさまでした。

また何かあったらいつでもお待ちしています(ケガをしたらということですが・・・)

読んで頂いてありがとうございます。

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2013年1月30日 水曜日

スポーツ現場で起こる痛みの対処法について

さて痛みの国際シンポジウムから学んだ最後の話題が
「スポーツ選手と痛み」です。

スポーツ選手が試合中などでケガをした場合、その衝撃は努力をしてきた価値に比例して大きくなります。
自分でどれくらいのケガなのか、ある程度経験を積むとわかるようになり、ケガをした瞬間には痛みよりも怒り・悲しみ・焦りなどの感情を強く表現します。

こういった感情を受け止め、いかにしてスポーツの世界に復帰させていくかが、トレーナーの大きな役割です。
患部の安静だけでは競技への復帰にはダメで、いかにして残っている機能を活動させながら体力の錆びを抑えるか、ということに腐心しています。

スポーツ中継などで、サッカー選手が時々大げさに痛がっているシーンが見られますが、演技でそういったことをする選手もいますが、実際には痛みの記憶が大ケガをしたような錯覚を作り出してしまうそうです。このような場合は初めは異常に痛がりますが、すぐに回復してプレーに復帰する事もあるそうです。

私が青森でトレーナーをしていたころを思い出しながらこの講演は聞いていました。今は接骨院の中で仕事をしていますが、またスポーツ現場に行きたくなった講演でした。
以前出来なかったことが、今は多少なりともできるようになってきたので、機会があればまた現場に戻ってみたいですね。

読んで頂いてありがとうございました。

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2013年1月29日 火曜日

痛みの国際シンポジウムから学んだこと⑤

今日は寒さも一段落しましたが、夕方からちょっと冷えてきました。

さて痛みの国際シンポジウムから学んだ事の続きです。
精神科の先生が痛みについてもう少し語ってくれていました。

キーワードは
「破局化思考」
マイナス思考が強い人ほど慢性痛に移行しやすいことが分かっています。
通常の痛みは局所の問題であり、不安やうつなどを引き起こすことがあります。
しかし慢性痛は不安やうつといった状態から、妄想・人格障害・発達障害・認知症といった総合的な問題を抱えているひとが多くなってきます。

痛み治療に対して、うつや不安が強い人はあまり大きな障害にはなりませんが、ネガティブ思考の人だと痛みはとれにくくなります。

また破局化思考が強い人だと、痛みを別の意味に置き換えてしまう事も多くあります。
①痛み症状へのこだわり
②痛みのすり替え
③別の不安を痛みにすり替え
④コミュニケーションの変化

こういった形に変化させてしまう事が多いようです。

慢性痛には全人的なアプローチが必須となるため、認めてあげる事が大切だそうです。

読んで頂いてありがとうございます。
明日はスポーツトレーナーから見た痛み、について掲載します。

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2013年1月28日 月曜日

痛みの国際シンポジウムから④

さて先週に引き続いて痛みの話です。
今回は精神科の医師(愛知医科大学の教授)がお話された内容をお伝えします。

痛みとは不快な感情・情動である。これは痛みの学会で定義している「痛み」です。
分かりやすく言うと、
「痛いと嫌な気持ちになってしまう」
ということです。

特に慢性の痛み(3ヶ月以上痛い場合)は体の健康機能を損なってしまうことになります。
痛みには
侵害性・神経性のほかに、
心因性
つまり心が痛みを作り出してしまう事もあります。

痛みを他人が見る事はまだなかなかできません。
研究では脳の反応を見る事もありますが、その場合、痛みを感じるのは
帯状回・扁桃体・島
という部分が活動します。これらは恐怖や辛い感じにも反応する部分です。
つまり痛みと恐怖・辛い感覚を脳は区別できないということです。

今回はここまでです。もうすこし心と痛みの関係はいろいろお話がありました。また次回報告します。

読んで頂いてありがとうございます。

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2013年1月26日 土曜日

痛みの国際シンポジウムで学んだこと③

今日は江南市は多少雪が積もっています。そして寒い!

寒いと体が痛くなる。まだはっきりしたメカニズムはわかっていないようですが、天気が悪くなると痛みが出るというのはアンケートではかなりはっきりしているようです(こんなことも国際シンポジウムで言っていました)。

さて痛みと心・脳の関係ですが、
痛みを感じる(判断する)のは最終的には脳になります。

ところで、痛みの感覚はどこが一番敏感でしょうか?
体に痛み刺激を加えてみて、脳のどこが反応するか調べる検査(電極をつかうそうです)では、
手と顔(特に口周り)でほぼ80%。あとは足やお腹、腕などで残りの20%を占めるそうです。
だから手が痛い、顔が痛いというのはなかなか敏感に感じてしまうということです。
(ちなみに正常の触覚なども同じように分布しているそうです)。

これを患者さんにお話ししたところ、
「じゃあ認知症にならないためには話しながら手を使うといいんだね」と言われました。

そうかもしれないですね。

次回はもう少し臨床的な話を載せようと思います。

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2013年1月25日 金曜日

痛みの国際シンポジウムで学んだこと②

前回に引き続いて、かなり生理学っぽい話から始まります。

痛みというのは

①侵害受容器(痛みを感じるところ)に刺激が加わって
②そこから炎症物質が放出されて
③自由神経終末がそれを感知し
④電気信号として神経を伝わり(電導しながら)
⑤脊髄でシナプス(神経の接合場所)して中枢神経へと興奮が伝達され
⑥大脳の知覚領域が興奮して痛みを感じる


(上図は末梢神経から中枢神経につながるところです?)
おおざっぱ(これでもわかりにくいですが)にいうとこんな感じで、電気信号が伝わっているようです。

前回の痛みの国際シンポジウムでは、痛みをブロックするためには
②と③の間で、局所で全ての炎症物質を抑え込む薬(JAK STAKというらしい?)がもうすぐできる。
④と⑤の間のシナプスでNaチャンネルをブロックする抗NGF薬ができるらしい。
⑥の領域に対して抗うつ薬、抗てんかん薬などを使う
というお話がありました。

分かりにくいと思いますが、生理学の教科書を思い出しながら納得しつつ書いています。

読んで頂いてありがとうございます。
次回は痛みと心の関係について学んだことを報告します。

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2013年1月24日 木曜日

痛みの国際シンポジウムで学んだこと①

さて今回は痛みの種類についてご案内します。

ちょっと見にくい資料ですが、
①侵害受容性疼痛(ぶつけたところ、骨折した所が痛いなど)
②神経障害性疼痛(座骨神経痛のような、神経の損傷またはそれに伴う痛みなど、脳卒中の痛みも)
③混合性疼痛(上の二つが組み合わさって発生したような痛み)

これを模式的にすると

こんな感じになります。
まだ分かりにくいと思いますが、ポイントになるのは
どこで痛みが起きているか?を理解しておくと治療に役立つということです。
理解できると治療に参加しやすいですから。

読んで頂いてありがとうございます。
明日は痛みが脳にどうやって伝わるのかを簡単に説明します。

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2013年1月23日 水曜日

痛みに関する国際シンポジウムに行ってきました。


1月20日に体の痛みに関する国際シンポジウムにいってきました。

初めて同時通訳用のイヤホンをつけて外国人の方の講演を聞きました。
まあ頭が痛くなるようなスピードで通訳されてましたが、ひたすら書いてメモ。
その中で学んだことを今週は少しずつ掲載していきます。
あくまで国際シンポジウムでお話があった内容ですから、多少理解できないこともあります。
それについてはまたご意見をください。

さて
基本的な所からですが
痛みとは・・・何でしょうか?
今回のシンポジウムでは
「痛みとは不快な感覚・情動体験である」と定義されました。
ぎっくり腰を起こした時、体は痛みを避けるような姿勢を取り、嫌な感じがしますよね。
あの「動き」「感情」が入って初めて痛みということです。
骨が折れていても痛くない場合があるように、感情が動かないと痛みではない!らしい・・・

読んで頂いてありがとうございます。

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2013年1月22日 火曜日

シンスプリントの治療③

先日はシンスプリントの病態と発生原因についてご紹介しました。
今回は対処法についてご紹介します。

発生原因のおさらいですが
①着地動作による衝撃が強くて発生している
②体の柔軟性が低下しているために発生している
③アライメント(体の配列)が良くないために発生している
④重心の位置が悪くて衝撃が強く加わり発生している

こういったことに対して
①衝撃に対しては振動をとめるサポーターやインソールを使う
②体の柔軟性が足りない場合はしっかりとストレッチを
③アライメントが悪い場合は足部へのインソールとテーピングを
④重心が崩れる場合には運動フォームを修正

このような対策をとれば症状の緩和がスムーズに得られます。
ただ運動を制限しないといけない場合が多いので、そこは納得して2週間は別メニューになってもらいたいですね。

読んで頂いてありがとうございます。

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2013年1月21日 月曜日

シンスプリントの治療について②

シンスプリントの治療についての続きです。

シンスプリントは症状(運動するとスネの付近が痛い)ということを表しているだけなので、どういった状態が起きているのかを判断する必要があります。

発生原因のパターンとしては
①着地動作による衝撃が強くて発生している
②体の柔軟性が低下しているために発生している
③アライメント(体の配列)が良くないために発生している
④重心の位置が悪くて衝撃が強く加わり発生している

およそこういった4つのパターンに分類できます。

そして病態(体の異変の場所)としては
①骨膜炎
②腱炎
③筋膜炎
といった3つの場所で問題が起きています。

こういった分類がされるのですが、実際には複合的にからんでいるので、あまり細かく分類しても仕方ない時もあります(骨も腱も筋も痛い方など)。

では次回はどういった方針で治療をしているかを簡単に紹介します。

読んで頂いてありがとうございます。

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